私たちが口にするものの選びかた

先日、朝起きて無性に食べたくなってスコーンを作りました。
コロリエ表参道店の津田です。
こねた生地を包丁でパンパン切って焼いただけなので、見栄えはあんまり良くないですが、スコーンは材料さえあれば、作り出して、焼き上がりまでに慣れれば30分〜40分でできちゃうので、とっても簡単にできちゃいます。
イギリス人の夫が日本に来ると、レーズンスコーン、クロテッドクリームとストロベリージャムという、この英国トラディショナルを食べれるところは少ないので、作りはじめたら、私まで時々食べたくなるようになりました。
自分で、作るほうが材料にもこだわれます。
コロリエのスタッフ、お客様には、ヴィーガンやベジタリアンの方もたくさんいます。
私はというと、雑食といいますか、なんでも食べます。
でも、外食やコンビニで食べるもの、防腐剤のような味は感じるし、小麦も食べすぎると腸がつまる感覚もあるし、お肉を食べると身体のすべてのエネルギーが消化に使われている感覚もあります。
なので、やっぱりバランス良く食べるということ、調味料や素材にこだわることを意識しています。
そして、身体が喜ぶものというのは、だいたいにおいて環境への負担も少ない。だって私たちも地球の動物の一部だから。
ということも最近よく感じるようになりました。

バターも卵も私は大好きです。
最近は、意識してフリーレンジ(平飼い)
の卵を買います。
卵の弾力が、他の卵に比べてとってもハリがあって元気です。
最近はグラスフェットバターを買うようになりました。
グラスフェットバターは不飽和脂肪酸が豊富です。色も普通に買えるバターよりも黄味が強いです。 
抗生物質やホルモン剤を投与されていなく牧草だけを食べた牛さんから頂く、とっても贅沢なバターです。
3月にコロリエで開催した、食のセミナーに参加したのですが、同席したシェフの方が、
「色々な国産のお肉を試食していて、その後自分がイライラしやすくなったことに気づいて、それはお肉は美味しいと言われる脂身をつけるためにストレスを与えられて生きていたから、私たちにもその要素が伝わっていると思った」とおっしゃっていました。
私たちは口にするものでできている。
そのことに、改めて、はっと気づかされました。
また、その家畜動物の出す大量の糞だったりが肥料として農業に使わざるおえなくなっている。私たちは肉を食べすぎていて、この環境問題は肉食が減らない限り変わっていかない。との事実。何となく知っていても、直接的に農家さんや料理人の方から聞くことで、改めてそのことが事実として理解できました。
ただ、私の中では、だからすぐにベジタリアンやヴィーガンになるかというと、そうではなく。
以前に、客船で2年間働いたときに、最初の1か月目で食べ物が合わず、食べれなくなって体調を壊して半ば死にそうになったのを、バランスよく何でも食べることがある意味で現代社会ではある意味抗体のような役割で強い身体になるということを感じたのです。
そして、とっても美味しいレストランのシェフが調理するお肉はやっぱり美味しいしたまには食べたいです。感謝と共に食べたいです。
ただ身体の声を聞いたときに、元気にいるには、なるべく有機や自然栽培のものを選んでいることでストレスがなくなって、また自然栽培をする農家さんの助けになって、農薬を使う農家さんが減っていくこと、それを知っていて選ぶ。というのが大事なのかな、と感じるこの頃です。
つらつらと、私個人の意見を述べまてみましたが、みなさんはどうでしょうか?
どんな選び方をされていますか?
もっと豊かになるお話があったならたくさん聞いてみたいです。